KNOPPIXをLVM/Debianがコケた時のレスキューCDとして使用する

cautionThis post might be outdated.

この投稿は17 年前に投稿されたものです。
記載内容が古くなっている可能性があります。

ソフトウェアRAIDやLVM化したパーティションを移行しようとすると、市販のパーティション操作ユーティリティ(Symantec GhostやPowerQuest PartitionMagicなど)では手に負えなくなります。
KNOPPIXをレスキューシステムとして使うと容易に作業ができます。

インストール後正常に動いている時は意識しなくても、ディスクがお亡くなりになったり、最初に設定したパーティションが手狭になってディスク増設や入れ替えをしようとすると、意外と難儀します。PCが1台だとなおさら。。

パーティションの構成をさほど変えずにコピーするのであれば、Symantec GhostやPowerQuest PartitionMagicなどで移行も可能ですが、パーティションをソフトウェアRAID化していたり、LVM化したパーティションを移行しようとすると、途端にこれらのツールでは手に負えなくなります。

そんなときKNOPPIXをレスキューシステムとして使うと容易に作業ができます。
KNOPPIXはソフトウェアRAIDをハンドリングできます。また、LVMについても追加設定をすることで同様に使用することができるようになります。

ただKNOPPIXはDebianベースなので、Debian回りの知識がそこそこある+自分でLinuxコマンドがしがし打ってパーティションのダンプ/レストアができる人向けです。

KNOPPIXでLVMを有効化

KNOPPIXではLVMが使えないとかネットに書かれていますが、ネット経由でaptが使用可能であれば、ブート後の設定でlvm2が使えるようになります。
流石aptですな。
root権限で以下の手順にてlvm2をインストールすると、晴れてLVMが使えるようになります。aptコマンドを使うので、インターネットにアクセス可能な状態にある必要があることに御注意を。

インストールされたlvm関連コマンドは /lib/lvm-200 ディレクトリに
あるので、フルパス入力するか、/usr/bin/ あたりにシンボリックリンクするといいです。

参考) LVM2 – KNOPPIX.net (URLは2016-02-20更新済)

その他のディストリビューションを使ってやる方法

ubuntu

ubuntuのrescueモードを使った
実はこれでレスキューモードで起動する。
ubuntuのレスキューモードでは自動的にマウント可能なドライブを探してくれて、ルートとして設定してそのドライブのシェルを起動することができる。

LNX-BBC

Debootstrap/LVM with LNX-BBC 2.1
これはRAIDには対応してないのかな?

参考URL

Debian GNU/Linux インストールガイド
8.6. 起動しなくなってしまったシステムの回復